次回日本に帰ったときに、
母を連れて1泊2日の旅行に行く予定で宿泊先を探しているのですが、
「車椅子で宿泊できる温泉宿」で検索すると
バリアフリーの温泉宿がたくさん出てくる。
たくさんあるじゃん!と思っていたけど、
バリアフリーのお部屋=車椅子が使用できるお部屋ではないことを知る。
段差がないお部屋はバリアフリーだけど、
それが畳のお部屋だったりすると車椅子では入ることができません。
館内は全てバリアフリーです。車椅子も貸し出しあり。
でも車椅子で入れるお部屋は1つもありませんというところが結構あって、
バリアフリーの認識がそれぞれの宿泊施設によって違うんです。
なので車椅子を使用できるお部屋があるかどうか1件1件電話をして確認する。
母の場合はカテーテルをしているのでトイレを使わないし、
寝たきりなのでお風呂にも入りません。
なのでトイレやバスルームが広々としたバリアフリールームでなくてもいいのです。
大分県 星野リゾート KAI BEPPUさん
こちらは角部屋和室(定員4名)のお部屋が車椅子可だって。
とても丁寧な応対をしていただきました。
オーシャンビューのとても素敵なお部屋です。
ですが、客室露天風呂のお部屋ではなかったので今回は諦めました。
山口県 下関温泉 風の海
こちらもとても感じの良い応対をしてくれた。
車椅子使用可のバスルームとトイレが広々とした
バリアフリーのお部屋はもちろん、
スイートルームなど、フローリングのお部屋であれば
車椅子でお部屋に入ることができるそうです。
オーシャンビュー露天風呂付き客室、車椅子可のお部屋。
山口県 湯田温泉 古希庵
こちらはお料理もお部屋も素晴らしいとのレビューが多い人気のお宿です。
ここはお部屋には車椅子で入ることができないそう。
なのでここにお泊まりするとなるとお部屋の入り口で
母をおんぶしてお部屋の中に移動させないといけません。
夫がなんとかするよと言ってくれているので2人で頑張ればなんとかなるでしょう。
山口県 長門湯本温泉 大谷山荘
こちらは安倍さんとプーチンさんが2016年の日露首脳会談の際に宿泊したお宿だって。
小泉さんも宿泊したことがあるんだそうです。
とにかく立派な老舗旅館でお料理のレビューもとてもいい。
昨日の時点で予約可能だったお部屋が、
今日の午後みたらもう予約済みになっていましたよ。
一度は泊まってみたいお宿2024年版10位内に
ランクインした人気のお宿のようです。
メールでのやりとりでもとても丁寧に対応していただきました。
車椅子で入ることができるお部屋はありますが
露天風呂つきの客室ではありません。
上の古希庵さん同様、露天風呂つきのお部屋は土足はダメなので
お部屋の入り口からおんぶして移動することになります。
夫と2人なら段差や畳のお部屋かフローリングか、トイレやバスルームの広さ、
食事の場所が座敷かテーブル席かなんて全く気にしなくて良かったけど、
車椅子となるとそうはいかない。
バリアフリーという言葉はよく耳にするけど、
実際はバリアフリーってそんなに進んでいないんじゃないかと思ったりする。
道中の移動は電車移動を考えていたけど、
そうするとお泊まりするところは駅近を探さないといけなくなるし、
車椅子を押しながら荷物をもって動き回るの大変だし、ということで
福祉車両を借りることにした。
すぐにレンタルできるっしょと簡単に考えていたけれど、
普通車はオンラインで簡単にレンタル予約できるのに
福祉車両はオンラインでは予約できないから直接電話しないといけません。
国際免許ではダメだったり、福祉車両の取り扱い店が関東の店舗だけだったりで
福祉車両のレンタルは無理かもと諦めかけていたらさ、
トヨタレンタカーの方がとても親切に親身になって1台確保してくれた。
本当にありがたいことです。
吟味して吟味してかなりの時間を費やして
母が喜びそうなお宿を探しているわけだけど、
これで「ここあんまり良くないね」とか言われたら暴れちゃってもいいよね?